企業研究「テーピング装置、外観検査機①」
ミズノです。こんにちは。
仕事柄色んなメーカーさんとやりとりをしております。
世の中にはロケットの部品を作っている会社もあればカップ麺を作っている会社もあり、自動車のサンバイザーを止めるプラスチックのフックを作って生き残っている会社もあります。
素晴らしい技術力、開発力をもって世の中を支えていても、
普通に生きていたら我々が認識することのないような会社がたくさんあります。
そんな会社たちの魅力を伝えたい、、、
男が立ち上げるのにこれ以上の理由が必要でしょうか。
眠い目を擦りながら私は筆を取ることを決意しました。
(訳:仕事上、客先企業のことを勉強しなければならないのですが全く頭に入ってこないのでこの場を利用することにしました。Win-Win)
第一弾は「テーピング装置、外観検査機」のメーカーです!
スマホや自動車に使用されるような電子部品(コンデンサ、インダクタ、抵抗等)を作る、、、のではなく、その「生産用設備」を作っているメーカーがあるのです。
なんのこっちゃという空気が伝わってきました。
私の内側から感じます。続けます。
電子部品業界は今かなり好調です。スマホ、自動運転、Iot、、、など
いかにもなワードが常に紙面を賑わせていますね。
電子デバイスがぐんぐん伸びていく中でそれに必要な部品を作るメーカーの業績が伸び、その部品を生産する上で必要な設備を作るメーカーもイケイケどんどんです。
(どれくらい伸びてるの?前年比は?という上司みたいな質問はここでは勘弁してください。自分でググってください)
ここでは電子部品の「コンデンサ」を例にとりましょう。
コンデンサとは、静電容量により電荷を蓄えたり放出したりする受動素子のことです。
用途としては主に以下のようなものがあります。
①電圧を安定させる ②ノイズを取り除く ③信号を取り出す
主役にはなれないけど、自分を通して周囲を最適化する便利なやつです。
飲み会にひとりは欲しいタイプでしょう。
全世界での販売量は年間約7000億個にも及ぶとのことです。大人気。
その中でも「積層セラミックチップコンデンサ」は約8割を占めています。
こいつがスマホに代表される電子機器の小型化、軽量化を影から推進してきたのです。
積層セラミックコンデンサの作り方。セラミック誘電体の原料粉末をバインダと混ぜてペースト状にし、キャリアフィルムの上に薄くのばしてシートにします。
そしてシートを積層!圧力を加えて圧着してから切断機によって細かく裁断していきます。焼いて外部電極をつけたら完成です。
こうして製造された積層セラミックコンデンサは、自動検査機によって静電容量や耐性や外観を全数検査し、不良品を選別してからテーピングされて出荷されます。
、、、、やっと来ましたね。
「外観を全数検査」、「テーピング」という麗しいワードたちが。
この部分の装置を作る熱い会社があるのです。
この調子で一気にご説明したいところですが、
皆さんもここまで読み進めてかなり疲れたと思うのでまた次回にします!
クソ眠い!またね!